Be-fun Labo
ビーフン・ラボ
ビーフンやケンミン食品について、お役立ち情報をお伝えしてまいります。
さてどちらがビーフンでどちらがはるさめか おわかりでしょうか?
お客さまとビーフンのお話をする際に出る話題として多いものの一つが『ビーフンとはるさめの違い』です。ケンミン食品はビーフンについてはもちろん超のつく専門家ですが、実ははるさめも長く扱いがあり、2019年11月からはタイの自社工場で製造を開始しました。両方とも専門家ならではの詳しい解説をしていきたいと思います。
1原材料は?
ビーフン:主原料にコメ粉を50%以上使⽤し、めん状に加⼯したものの総称。(ビーフン協会⾃主基準)コメ粉にでん粉を加える場合もあります。
はるさめ:豌豆でん粉、緑豆でん粉、ばれいしょでん粉、かんしょでん粉等のでん粉を主原料としてめん状に加⼯したものです。
2製造方法
ビーフン:押出し方式
はるさめ:垂下方式
(めん帯、押出し方式もあります)
両方ともに、練った生地を小さな穴を通してめんにする点は共通ですが、ビーフンは高圧で押出し、はるさめは垂下の場合は圧力をかけません。また垂下方式のはるさめは穴を通った時にはまだ生地がつながっておらず、熱湯の中でめん状につながります。
3栄養成分やカロリー
ビーフン:お米と同じ成分が含まれます。炭水化物を主にタンパク質、脂質、微量な栄養素も含まれます。ビーフンのカロリーは、当社フラッグシップ商品のお米100%ビーフンの場合、乾めん100gあたり352kcalで、茹でた状態(重量変化率250%)100gあたり140 kcalです。
はるさめ:精製したでん粉が原料のため、成分のほとんどが炭水化物です。はるさめのカロリーは、当社代表商品のえんどうでん粉100%はるさめの乾めん100gあたり353kcalですが、茹でるとビーフンよりも多く水分を含み(重量変化率350%)100 gあたり101 kcalです。
4お料理
ビーフン:焼ビーフンをはじめ、汁ビーフン、サラダなど幅広く使用できます。お米の風味と歯ごたえがあり主食にもおかずにもなります。ご飯とおかずを一緒に食べると美味しいと感じるように、ビーフンも一緒に料理する具材や味、風味と調和して美味しさを生み出します。茹でた後のビーフンをフライパンで少し焼いて水分を飛ばすことで、焼ビーフンにした際、お米の風味と弾力ある食感が引き立ちます。
はるさめ:チャプチェなどの炒め物、汁もの、サラダ、和え物と幅広く使用できます。重量変化率が高くほとんど風味がないため、おかずの料理にめんの食べやすさとボリュームを与えることができます。豆のでん粉からできたものは煮ても溶けにくく、ジャガイモやサツマイモのでん粉からできたものは、ソフトな食感で味が染み込みやすい特徴があります。
5正解は
A=ビーフン:
お米が原料ですので、お米の色(半透明の乳白色)をしています。
B=はるさめ:
でん粉が原料のため、透明か白く、垂下方式のはるさめは熱湯中でめんになるので少しちぢれています。
A=ビーフン:
お米が原料ですので、お米の色(半透明の乳白色)をしています。
B=はるさめ:
でん粉が原料のため、透明か白く、垂下方式のはるさめは熱湯中でめんになるので少しちぢれています。
ケンミン食品のタイ工場KENMIN FOODS(THAILAND)CO.,LTD. ではビーフンとはるさめ以外にもフォーやクイッティオといった米めんを製造しております。世界中で親しまれている米めんについてはまた次の機会に詳しくご紹介できればと思います。ご期待ください。
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