Low GI
低GIガイド -メタボリックシンドロームを防ごう!
低GI食品は、メタボリックシンドローム予防に有効な食材です。
低GI食品の機能評価
第53回日本食品科学工学会発表データ(新潟薬科大学、ケンミン食品の共同研究)
GI測定方法
基準食として「ブドウ糖液50g(トレーランG)」、試験食として「50gの糖質量を含むビーフン(低GIビーフン)」を摂取した後、経時的に(0、15、30、45、60、90、120分後)血糖値とインスリン濃度を測定しました。
同意の得られた被験者(ボランティア)より、専用針を指先に刺し採血して、血糖値はグルコースオキシターゼ法、インスリン濃度はELISA法にて測定しました。
GI測定結果
トレーランGと比較した結果、低GIビーフンは血糖値の上昇が穏やかであることが分かりました。(GI=52.4±6.8)また、インスリン濃度の上昇も穏やかであることが分かりました。(II=37.7±10.7)
考察
低GIビーフン〔GI=52〕摂取後の血糖値及びインスリン濃度は、トレーランG摂取後と比較し有意に低いことが明らかとなりました。これらの結果は、低GIビーフンが血糖値の急激な上昇が起こらず、かつ、インスリンの分泌が抑制され、すい臓への負担が少ないため、ビーフンがメタボリックシンドロームの予防に効果を発揮する可能性があることが示唆されます。
プロフィール
1987年 | 富山医科薬科大学大学院 薬学研究科 博士課程終了 |
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2003年~ | 新潟薬科大学 応用生命科学部 助教授 |
2012年~ | 新潟薬科大学 応用生命科学部 教授 |
研究分野・領域
食品分析科学、食品機能科学
研究課題
摂食後過血糖抑制成分含有食品の機能評価
(摂食後過血糖、難消化性デキストリン、グライセミックインデックス)
心臓血管系疾病に対する機能性食品の成分分析と機能評価
(高血圧、心不全、ギャバ、オリゴペプチド)