ビーフンでつくる扁炉(ピエンロー)鍋

中国風の白菜鍋「扁炉(ピェンロー)鍋」がケンミンお米100%ビーフンでつくれます♪
作り方はとっても簡単なのに食べ続けても飽きない不思議な鍋です!
【SNSで話題のレシピをお米100%ビーフンでつくってみました】
ケンミンのビーフンはお米のみで、中国のビーフンよりめんが太くしっかりしているため、煮込むことができます。その過程で食材の素材や出汁の味がめんに染み込んでとても美味しくなります。「扁」とは「ささやかな」「素朴な」の意味で、文字通り中国の「素朴な白菜鍋」であるピェンロー鍋の味付けは、粗塩とごま油と唐辛子粉だけなので素材の味がしっかりと味わえます。食べる人がそれぞれで味をつける「食べ方」を楽しみませんか?
材料(2人前)
ケンミンお米100%ビーフン:50g | |
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白菜:500g | |
白ねぎ:100g(1本) | |
干し椎茸(水戻ししておく):12g(3個) | |
干し椎茸の戻し汁:全量 | |
豚ばら肉(薄切り):125g(4枚) | |
鶏もも肉:125g(1/2枚) |
ごま油(煮込み用):12g(大さじ1) | |
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ごま油(食べる直前用):適量 | |
粗塩:適量 | |
唐辛子:適量 |
作り方
1
白菜は5㎝幅にザク切りにし、葉(緑)と根(白)の部分で分けておき、白ねぎは1cm幅の斜め切りにする。
豚ばら肉と鶏もも肉は食べやすい大きさにブツ切りにする。
2
大きめの鍋に、白菜の根(白)の部分を入れ、干し椎茸の戻し汁と白菜が浸る程度まで水を入れる。
3
鍋に火をつけ、沸騰してきたら豚ばら肉、鶏もも肉、戻した干し椎茸を入れ、ごま油(煮込み用)をまわし入れる。
4
しばらく煮てから白菜の葉(緑)の部分と白ねぎを入れ、35分間煮込む。
5
ビーフンを入れ、さらに4分間煮込む。
(煮過ぎないこと)
6
食べる直前に、ごま油を適量まわし入れる。
ひとさじ
メモ
この料理の重要なことは作り方より食べ方!
つけ汁は飲まずに、後からごはんを入れて「ピェンロー粥」もつくれます♪
干ししいたけの戻し汁はうま味がたっぷり出ているので、すべて使うようにしましょう。
鍋はできるだけ大きいものをご用意ください。
【中国料理研究家 三村佳代先生に教わる!】
中国人は知らない?日本人が知る「ピェンロー」とは?
知っている人も多い、水戻しした干し椎茸及びその戻し汁を出汁として使い、豚肉、鶏肉、白菜、春雨を煮込んだお鍋です。
妹尾河童・著『河童のスケッチブック』で一躍有名になった「ピェンロー」は、広東省に隣接する広西チワン族自治区の料理で、著書のなかで妹尾氏は、中国に長く住む友人から教わったと述べています。
漢字で書くと「扁炉」。
広東省や福建省で鍋を食べることを打边炉【dǎ biān lú】(ダ―ビェンルー)または、打围炉【dǎ wéi lú】(ダーウェイルー)といい、扁炉は【biǎn lú】ビェンルーと発音が近いため、一部の地域では「扁炉」と使うことがあるといいます。
「打边炉」は、日本で言うと「寄せ鍋」のような位置づけで、特に決まった具材がなく、肉や魚類、野菜や豆腐など好きなものを入れます。味付けもこれといった決まりがありません。
昔は、打边炉は通常の火鍋との違いは、座って食べるのではなく、立って食べるものでした。鍋は金属製のものを使い、木炭を使って温めます。お箸は竹製でとても長いのが特徴。とはいえ今では、通常の火鍋と同じように座って食べられるようになりました。
日本で食べられている「ピェンロー鍋」は、妹尾河童氏のレシピが日本で広まったもので、中国人が知らない可能性が高いと考えます。