ケンミン焼きビーフンの工場ってどこにあるの? ケンミン焼きビーフンの工場ってどこにあるの?
日本から約4300km離れた、ここタイのシーラチャにあるよ。ケンミンタイ工場では1日に10万食作っているんだよ!

ビーフンってなぁに?

ビーフンが生まれたのは、秦の始皇帝時代!

ビーフンの起源きげんは、紀元前きげんぜん220年ごろしん始皇帝しこうていが中国統一とういつげたころの中国南部と考えられています。北方の兵士へいし長江以南ちょうこういなん進軍しんぐんしたさい、米を食べることにれていなかったため、米をき、めんにして食べたことが始まりだという一説いっせつが中国につたわっています。

米を美味しく食べるには

その後、ビーフンは中国南部から台湾たいわんやアジアに伝搬でんぱんし、お客様をもてなす時の“便利べんり食材しょくざい”として発達はったつしたと言われています。さらには、外出時の「携帯食けいたいしょく」であったり、披露宴ひろうえん宴会えんかいなどの特別とくべつな行事にだけ使用される「高級食材しょくざい」だったというせつのこっています。

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ビーフンをもっと知ろう!

ケンミン焼ビーフンの歴史

1922年に台湾たいわん・台南市學甲シュエジアで生まれ、戦後せんご台湾たいわんから神戸の地にたどり着いた高村健民たかむらけんみん終戦後しゅうせんご各地かくちから帰国した人々から「現地げんちで食べた米粉=ビーフン(台湾たいわん語[閩南びんなん語]読み)をもう一度食べたい」という声をきっかけに、1950年に健民けんみん商会としてビーフンづくりをはじめました。
本場の味をそこなわず、こしがあり、のどごしのい日本人ごのみのビーフンを開発。1960年に発売した、味加工かこうほどこしたケンミンやきビーフンが全国でヒットし、日本でのビーフン市場を確立かくりつすることになります。

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なぜタイに工場があるの? なぜタイに工場があるの?

ビーフンに最適な米がタイにあります! ビーフンに最適な米がタイにあります!

米は大きく2種類しゅるいに分けられます。日本で主に食べられているねばり気が多い“ジャポニカ米”とねばり気が少ない“インディカ米”です。ビーフンにはねばり気の少ないインディカ米を使用します。インディカ米は北米・南米や東南アジアからインドやアフリカ地域ちいきにかけて生産せいさんされている品種ひんしゅです。世界で生産せいさんされている米のやくわりはインディカ米です。ケンミン食品では、その中でもタイさん良質りょうしつなビーフンに最適さいてきな米をえらんで使用しています。

  • ジャポニカ米 柔らかく粘り気のある米 ジャポニカ米 柔らかく粘り気のある米
  • インディカ米 固く粘り気が少ない米 インディカ米 固く粘り気が少ない米
日本の舌に合う品種を厳選して使用してるんだよ! 日本の舌に合う品種を厳選して使用してるんだよ!

ケンミン食品の米へのこだわり

1980年代に入ると、輸入米ゆにゅうまい規制きせいにより高品質こうひんしつ原料米げんりょうまい確保かくほむずかしくなりました。ビーフンに最適さいてき原料米げんりょうまい追求ついきゅうした健民けんみんは、タイの良質りょうしつなインディカ米にたどり着き、タイに工場拠点きょてんもうけました。1989年、ここタイの地でビーフンの生産せいさんを開始したのです。
米100%ビーフンの製造せいぞうにこだわり、最高さいこうの味・品質ひんしつもとつづけた結果けっか、国内ビーフン市場のやくわりめ、トップメーカーへと成長せいちょうしたケンミン食品。1997年に会長しょくいた後も、精力的せいりょくてきに研究開発や社員指導しどうつとめ、「(ケンミンの)ビーフンを世界てき食材しょくざいにしたい」というゆめたくし、2009年11月10日に永眠えいみんしました(87さい)。

健民の想いと現在のケンミン

工場見学START

ビーフンは、米を精米せいまいし、米をすりつぶして米粉こめこにして、す・し出す・乾燥かんそうさせる工程こうていてつくられていきます。

  • 蒸して
  • 押し出して
  • 蒸して
  • 乾燥!
  • 原材料 原材料

    良質りょうしつなインディカ米を選別せんべつし、精米せいまい洗浄せんじょうするところから始まります。

  • 水につける 水につける

    大きなタンクに米を入れて、水を浸透しんとうさせます。タンクは直径ちょっけい2m×高さ2m。一度に3トンものお米を浸漬しんしできます!

  • 挽く 挽く

    石臼状いしうすじょう機械きかいで水と米を一緒いっしょにすりつぶし、ミルクじょうにします。

  • 脱水 脱水

    ミルクじょうになったお米を脱水だっすいし、ケーキじょうにします。さらに、それをくだ粉状こなじょうにします。

    実際の工程①〜⑦

  • 蒸す 蒸す

    米粉こめこ し、おもちのような状態じょうたいにします。

  • 押し出す 押し出す

    し出し圧力あつりょくをかけてし、たくさんあなのあいた「ダイス」を通して、細長いめんじょうにします。

    ポイント ダイスのあなが小さくギュッと圧力あつりょく が生地にかかるので、コシのあるめんになるよ。

  • 蒸す(2回目) 蒸す(2回目)

    めんを竿さおにかけた状態じょうたいでもう一度します。米のでんぷんしつによくねつをかけることで弾力だんりょくがアップ!

  • 熟成 熟成

    熟成じゅくせい庫で低温ていおんで4~8時間かせます。

  • 味付け 味付け

    めんを調味えき浸漬しんしして、めんに味をませます。この方法ほうほうはケンミン独自どくじ方法ほうほうで、味きビーフンは世界でもオンリーワンの商品です。秘伝ひでん出汁だしで味けをしたあと、食べやすい長さにカットします。

豆知識 ビーフンとパスタは同じ作り方!?

実は、ビーフンとパスタは、製麺せいめん方式が同じです。「し出し方式」といって、ところてんのように、生地をあなのあいた板から圧力あつりょくをかけてし出して、めんにする方式をとっています。

パスタには小麦のグルテンがあり、小麦粉こむぎこと水とねるだけでねばりが出るので、工程こうていくてもめんになります。しかし米粉こめこにはグルテンがなく、水とぜてもねばりが出ないので、したり加熱かねつして、お餅状もちじょうにしてからめんにするのが大きなちがいです。

秘伝の出汁

しょうゆととりぶたベースのスープに、すりおろしたしょうがや玉ねぎをじっくり加熱かねつしながら旨味うまみ抽出ちゅうしゅつした出汁だしをとります。その出汁だしにオリジナルのスパイスミックスをくわえるとやきビーフンの秘伝ひでん出汁だし完成かんせいです。お肉や香味野菜こうみやさい旨味うまみをたっぷりませた調味液ちょうみえきでめんに味をけるので、お野菜やさいがおいしく食べられます。

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  • 乾燥 乾燥

    かたに入れて成形せいけい後、100度以上いじょうの高温、20分ほどの短時間で乾燥かんそうさせます。

    実際の工程⑧〜⑨

  • 検査 検査

    規定きてい重量じゅうりょうが入っているか、金属きんぞくなどがざっていないか、機械きかいで チェックします。

  • 包装 包装

    機械きかいを使って自動で包装ほうそうされます。

  • 検査 検査

    最後さいごは人の目でくまなく検査けんさします。

    実際の工程⑩〜⑫

日本へ出発!
がんばれ〜
最速でお届けするよ!
日本に到着!
日本に到着!
みんなの食卓へお届け!栄養たっぷり!いただきます! みんなの食卓へお届け!栄養たっぷり!いただきます!